借金で借金を返す！つらい自転車操業状態から脱出した体験談

当サイトに寄せられた、借金生活体験談をご紹介します。

今回は、気楽な気持ちから借金をしてしまい、徐々に返せなくなり借金で借金を返す自転車操業に陥ってしまった方の体験談をご紹介します。

借金で借金を返す自転車操業状態でした

当時の借金　２００万円～５００万円未満

私の場合は複数の消費者金融からお金を借りていました。

初めの1社から借入をした時は「すぐ返せば大丈夫だろう」と軽い気持ちだったのですが、その利便性にはまってしまい借りる社数と金額をどんどん増やしていってしまうような状態でした。

それでもその当時は普通に会社に勤めていましたので、楽な返済ではありませんでしたが給料から何とかやりくりして生活をしていっているような感じでした。

しかしそれからしばらく経って、私は鬱と診断され会社に行くことができなくなってしまったのです。

休職期間が終わっても復職することができなかったのでそのまま退職することになりました。

今までの借金の返済サイクルは当時勤めていた会社の給料ありきで成り立っていたわけですから、当然借金の返済にも支障をきたすことになります。

当時の私はまだ「まぁまた新しく仕事始めれば大丈夫だろう」という軽い気持ちでいたので、今までお世話になっていなかった新しい消費者金融から借入をして今までの借金を何とか返していっていました。

しかし、新しい仕事もなかなか見つからずわずかなバイト代から返済をしていくのにも限界がありました。

すぐに生活は破たんを迎え、その日の生活をするのも苦しいというような状態になりました。

ここにきてようやく事態のあまりの深刻さに気付いてきたのですが、我ながら遅すぎると言わざるをえません。

家にあったもので売れるものはほとんど売り払い、家もより家賃の安いところに引っ越し(引っ越し代は親に出してもらいました)、当時同棲していた彼女にはいったん実家に帰ってもらい、まずは生活を立て直すのを最優先にしました。

当時はコンビニでバイトをしていたのですが、廃棄のお弁当を大量に持って帰ることで食費はなんとか浮かせることができました。

コンビニバイトを夜勤中心にすることで家での電気代を少しでも節約するようにしました。

それでも消費者金融各社への毎月の支払いと家賃などを払ってしまえば手元に残るお金はほぼゼロです。

バイトのシフトが少ない月などは足が出ることも多々ありました。そういった時は両親にお願いして最低限の支援をしてもらっていました。

実家に電話するたびに両親が泣いていて、そのたびに本当に申し訳ないことをしているなという気持ちになりました。

そうやって切り詰められるところを徹底的に切り詰めていきながら、なんとか毎月しのいでいっっているような生活を2年ほど続けていました。

解決方法は本当にシンプルでした。「徹底的に切り詰め、自分のできる範囲で収入を増やす」ただこれだけです。

上記したように生活を切り詰めていましたが、収入が少しでも増えなければどうしようもありません。

ただバイトを増やそうと思って何度も何度も面接に行きましたがこのご時世、バイトですらなかなか決まらないのが実情でした。

そこで、派遣会社に登録して日雇いの肉体労働なども入れる限りは入るようにしていました。

ただそういったところの仕事はえてして肉体的にきついものが多いので何日も連続して働くことはできません。

ただ自分の体力が許す限り、コンビニの夜勤・派遣での肉体労働、この2つの仕事をこなすようにしていました。

そして2年ほどが経ち、借金の金額が残り30万円ほどになった段階で意を決して親に残りの借金の肩代わりをしてもらえないか、と相談をしました。

もちろん肩代わりをしてもらったとしても、自分の払う相手が消費者金融から親に代わるだけですが利息がなくなるだけでもずいぶん楽になるのです。

親も自分が前を向いて新しいスタートを切れるなら、と残りの借金を肩代わりすることを了承してくれました。

今でも月に2万ずつの親への支払いは続いていますがそれももう少しで終わりそうです。