【限度額一杯】クレジットで婚約指輪をムリに買い請求80万!

stevepb / Pixabay

 

当サイトに寄せられた貧乏生活体験談をご紹介します。

今回は、婚約指輪を買うために極貧生活を送ることになってしまった、本末転倒な男性の貧乏生活体験談をご紹介します。

⇒【ヤバイ】お金が全くない!マジで困った時にお金を稼ぐ16の方法!

⇒リモートワーク求人多数!新しい働き方を提案する転職サイト【LIBZ】

 

 

婚約指輪を買うために極貧生活に

年収400万円。貯金は50万円くらい、といたって普通(?)な生活を送っていた私が、ついに彼女と結婚しよう、ということになったときの話です。

 

会社でも1人前と認められた。収入も落ち着いてきた、今なら彼女を養ってやれる自信がある。ということで、26歳のときにプロポーズをしました。

婚約指輪は給料の3か月分、というのはよく言われる話ですが、一生に一度の買い物だし、せっかくならいいものを買ってあげたいと考え、本当に給料の3か月分を使って高級なダイヤの婚約指輪を買ったのが、すべての始まりでした。

 

それだけなら良かったものの、指輪を渡すために高級ホテルの結構良いお部屋を予約し、サプライズのために特別プランのチャペルも予約。もちろん夕食の高級ディナーも。

 

クレジットカードが限度額いっぱいに…

準備万端!あとは渡すだけ!と思っていた私でしたが、ある日Suicaがオートチャージされないことに気づきました。

原因を調べてみると、Suicaと連携をしていたクレジットカードが限度額いっぱいになっている、とのこと。

 

なーんだと思い、先払いで支払おうとしたら、な、なんと請求80万円。

貯金全額+月収2か月分くらいです。

 

当然払うことはできず、苦し紛れの分割3回払い…でも、刻一刻と返済の時は迫ってきます。

全額返済の期限まであと3か月しかないのに、貯金全額+月収2か月分が必要…ということは、ここから3か月は1か月分のお金で暮らさないといけない…?

そこからは地獄でした。

 

お金が無い!医者にもかかれない!

まず、家にある売れそうなものを全て売りました。

自分の趣味のギターやピアノ、ゲーム機とゲームソフト、漫画、洋服…かたっぱしから売りました。

 

また、10月ですから、季節はちょうど肌寒くなる頃です。

上着を売ってしまい、新しいものを買うことのできなかった私は、いつも重ね着をして何とかしのいでいました。

 

しかし、11月にもなると、いくら重ね着しようが冬の風を防げません。

手袋もありませんし、マフラーもありませんから、寒さに凍える日々です。

 

当然、寒さで風邪を引くのですが、医者には行けません。

なぜなら、医療費なんて使おうものなら、かなりのお金がかかるからです。

 

薬も買えません。だって、とっても高いんですもの。。。

 

食費もない!水で凌ぐ日々

そこまで削っても足りるわけがなく、今度は、食事を削りました。

朝ごはんは水いっぱい。昼ごはんは、実家に頼み込んで送ってもらったお米を使って作ったおにぎりを1つだけ。

 

夜ご飯は、近くの大学の食堂に忍び込んで、200円の一番安い定食を食べて過ごしました。

当然おなかがすくのですが、食べられません。買うお金がありませんから。おなかがすいたら、ひたすら水道水を飲む日々です。

 

家に帰ってもお金を使うようなことは何もできず、ただ動かずにじっと空腹に耐えるだけの日々。

隣の家からカレーの匂いがしてきたとき、自分でも気づかぬうちに、いつの間にか涙が出ていて、涙が止まらないのにお腹は減り、号泣しながら水道水を飲み続けたのが1番の思い出です。

 

ボーナスでなんとかなったが、流石に反省

結局、12月まではその生活を続けました。

しかし、年末のボーナスを頂いたことによって、カード払いでたまっていた分を一括返済。

貯金もできるようになり、なんとかこの極貧生活から脱出することができました。

 

それからというもの、いくら大切な彼女のためとはいえ、お金は奮発しすぎないようにすること、憧れはもちろんあるが、収入に見合ったプランや贈り物を考えて計画をすること。

そして、普段から過度でないにしても節約を心がけて生活して、いざというときのためにしっかりと貯金をすることを心がけて生きています。

 

ちなみに、そのプロポーズした彼女は、今では私の奥様になってくれましたので、彼女を迎えるためと思えば、安いものだったのかもしれません。

テキストのコピーはできません。