15時間労働で月収10万!最低賃金以下で貧乏生活の体験談

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当サイトに寄せられた貧乏体験談をご紹介します。

今回は、外食店に転職したものの、給料があまりに安すぎるためまかないで食いつないだ方の体験談をご紹介します。

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月収10万だったので、まかないで食いつないだ

僕は19歳の頃調理系の専門学校を卒業し、ホテルへ就職しました。

しかし、若気の至りですぐにホテルをやめてしまい、下町の居酒屋兼定食屋のような店で働き始めました。

 

ホテルでは給料が毎月20万円ほど頂けていましたが、下町のレストランでは月収10万円ほど。

幾ら安いアパートに住んでいても生活費を引いて残るお金は数千円ほどでした。そのため生きる上で大事になってくるのが「まかない」です。

 

飲食店ではこの「まかない」というルールがあり、従業員は無料・もしくは低価格で食事ができるしきたりが残っています。

この「まかない」がなければ僕は死んでいたのではないかと思います。

 

最低賃金を遥かに下回る長時間労働!

仕事はハードで長時間のものでした。午後2時に出勤したら終わるのは午前5時位です。

15時間程度立ちっぱなしで仕事をしていました。

 

明らかに最低賃金よりも安いのですが、当時は若くてバカでしたので、そんなこと思いもしませんでした。

僕の仕事内容は調理だった為、お客さんが居ようと居まいと仕込みや掃除で仕事がなくなることがありません。

忙しいときには賄いを来る暇もありませんでした。

 

そんなときは前日に炊いた冷ご飯にドレッシングをかけ『ドレッシングご飯』にして食べていました。

今思うと相当マズそうですが、当時の自分はこれが旨いと思えるほどにいろんな意味で追い詰められていたんだと思います。

 

金が無さ過ぎて小麦粉を食べる同僚まで出現!

同僚の中にはお金がなさ過ぎて買ってきた小麦粉を直接スプーンですくって食べている人も居ました。

さすがに生でいったのはきつかったらしく、僕に食べ方の助言を求めてきたので、水分を加えることと加熱することを提案しました。

しかし、その同僚もお金が無いためガスがすでに止められていたらしく、とりあえず水で練ってから食べてみるとのことでした。

 

仕事がある日はまかないがでるので何とか過ごせますが、問題は休日の過ごし方です。さすがに食材を盗んで家で食べるわけには行きません。

そんなときはスーパーの安売り惣菜を狙うか、実家に帰るかです。

 

実家の場合は交通費がかかるのであまり現実的ではなく、友人が来た際に車に乗せてもらうとき限定の裏技のようなものです。

 

半額の惣菜を手に入れるのはまさに戦争!

主にスーパーの売れ残りをねらうことが多かった為、近所のスーパーの午後何時ごろに目ぼしい惣菜・弁当をチェックしておき、売れないように周囲を警戒しながら、値引シール(主に半額シールが貼られるまで粘る)が張られると同時にゲットしていました。

ほとんど狩りに近いものがあります。

 

最近は貧乏な人が多いのか、半額シールが貼られる時間の惣菜コーナーは戦場になります。

トロい人は目当ての惣菜が半額で買えません

 

もちろん、チェックしていた惣菜が最後まで残っているという保障はない為、狩りに失敗したときは家で米を炊いて醤油(お金があるときはプラスマーガリン)をかけてひたすらおなかを満たしていました。

 

 

また、若いときにはどうしてもお酒が飲みたいものです。

しかし、もちろん買うお金などありません。そうした場合は進んで残業をしました。

もちろん残業費などはありませんのでセルフで残業分を頂きました。

 

午前中に(しかも午前6時頃。外はもう明るい)に飲む生ビールは格別でした。

そんな生活を2年ほど続けましたが、今では良い思いでです。

 

流石に未来がない。なんとか転職を成功させた

二年ほど働いてこのままでは自分に未来がない様な気がしました。

そのため、転職を決意しいろいろな飲食業を転々としました。大きな店や小さな店や地元だけではなく、他の土地でも働く機会を得ていろいろな経験をつむことができました。

 

25歳位のときに居酒屋系の一部上場企業に就職できたのをきっかけに自分の人生は大きく変わったと思います。

年収が400万円ほど(それまでは年収200万円前後)まで増え、それを機にマイホームまで買うことができました。

 

 

今、自分がそんな暮らしができているのも過去にものすごく貧乏な時期にそれを逆手にとっていろんなアイデアや行動をしてきた経験値が役に立っているのだと思います。

いま貧乏な人も決して下を向かずに前向きに貧乏を楽しんで欲しいと思います。

 

まとめ

一日15時間労働で月収10万円ほどって……超ブラック企業ですね…

年収200万前後っていってますから流石に手取りだと思いますが、外食産業はこういうありえないブラック企業も多いのでしょうか?底が知れません

こういう生活も若いうちならまだいけますが、歳とってからこれだときついですね

この人は早いうちに転職して正解だと思います

貴方もこの人のような苦しい生活を強いられているのであれば、なんとか頑張って収入を上げたほうがいいかもしれません

転職ができそうなら転職活動をはじめる、すぐにはムリそうならとりあえず副業でもして凌ぐ…となんとか生活に余裕を持てるようにしていかないと、何か急な出費があった時に詰みます

できれば余裕のあるうちに手を打っておいたほうがよいでしょう

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