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当サイトに寄せられた、貧乏生活体験談をご紹介します。
今回は、父親の会社が倒産したばかりに、莫大な借金を負い極貧生活を強いられた方の体験談です。
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父の会社が倒産したことがきっかけで、極貧生活を強いられました
高校生の時に父の会社が突然倒産しました。
それまでは自分の家がやっている事業に興味など持ったことがなく、倒産なんて他人事だろうと思っていました。
ふたを開けてみれば祖父の代からの計画性のない事業運営で借金だらけ。
借金額は1億円以上だったと母から聞いています。
ただ父は私たちに気付かれたくなくて平気なふりをしていただけでした。
厳しい借金生活!毎日取り立ての電話が鳴る
それまで中高と私立に通っていて、“貧乏”という生活を送っていたわけではなかったので、周りには理解してくれるような友達もおらず初めはただただ途方に暮れました。
母は倒産と借金の後片付けに追われ、売れるものは何でも売って父の実家は取り壊して駐車場に代わりました。
小さいころから近くに住んでいてよく遊びに行った父の実家が更地になったときは、言いようもない悲しみを感じました。
しかしそれは始まりにすぎませんでした。
まず、父は経営がうまくいっていないことを隠すために金利の高いカードローンや法外金利の業者から借金をしていたこと。
ほぼ毎日業者から自宅に連絡があり、毎日家に帰るのも電話をとって親の不在を偽るのも憂鬱でした。
貧すれば鈍する!カネは人間の心すら変える
次に父が考えなしに契約を結んでしまったプリンターのリース契約が残っていたこと。
格安のレーザープリンターや小型プリンターを利用する法人が増えている中で、そのプリンターの価格は200万円以上。
実家は東京ですが、業者は大阪にあり、なかなか交渉が進まず母は疲れ果てていました。
さらには、そんななか父は、土地売買業者の甘い言葉に乗せられて、危うく実家の土地も失うところでした。
姉はもともと親と不仲でその数年前に実家を出ており、母はこれらの後処理と毎日のパートに追われて毎日ストレスで苛立っていました。
父も今まで自分の稼業を継いで働いていたために50歳を過ぎてからの初めての就職活動に常に不機嫌で、今まで仲良くしてきた家族が嘘のようでした。
時間がたつにつれて実感がわいてくると、家族一人一人がまるで今までと違う人間のように思えてきました。
私は受験を控えた時期でしたが家では自分の悩みを相談できるような状況ではなく、お金は本当に人を変えてしまうのだなと絶望を感じるようになりました。
普通の家庭が妬ましい!何で私だけこんな生活!?
父や母のことを恨んだこともありますし、自分のせいではないのに何でこんな思いをしなければならないんだろうと毎日思っていました。
家や家族を嫌いだと思う日がくるなんて思っていませんでした。
自分がその時通っていた学校が私立だったこともあり、自分以外のほとんど子が受験のために塾に行かせてもらうのを横目で見ながら、家に居場所を見つけられず学校で勉強していました。
学生だったのでもし自分に何かできるとしたらなるべくお金をかけないこと。と考え、他の子のようにお小遣いをもらうこともなく自分の服や靴もお正月や誕生日に親戚からもらうお年玉やお祝いで買っていました。
なので同年代の子が雑誌を見ながら親と買い物に行った話を聞くとうらやましくたまらなかったです。
それでもどうしても大学には行きたかったので、国立一本目指して歯を食いしばって勉強しました。
なんとか落ち着いたが、もう借金はコリゴリです…
受験生だった期間は、知識だけはお金で買ったり盗んだりできないのだからと励ましてくれた恩師の言葉をだけが唯一の私の支えでした。
今は父が無事に仕事を見つけ私も国立大学に合格することができたので落ち着いています。
徐々に借金も減り、まだ残ってはいますし母も父も働き詰ですが、家の雰囲気も幾分かよくなりました。
私もアルバイトができるようになったので少しは自分の稼いだお金を好きなことや交際費に充てることができるようになり、時間がたつにつれて親の気持ちを理解する余裕も出てきました。
来年は私にとって今年は就職活動の年になります。
親のためにもきちんと就職して、大学まで出してくれた恩返しに私も少しでも力になれたらと思っています。
もう借金に振り回されるのはコリゴリです…。
まとめ
かなり大変な方の体験談です。
私の父も多大な借金を負って自己破産したことがありますが、取立てはかなり厳しかったですね…。
今は昔ほど厳しい取立てはできないようですが、昔は業者のやりたい放題でしたので、自殺にまで追い込まれる人も今より多かったと思います。
返せないほどの借金があると、常にお金のことばかり考えてしまい、人が変わったようになってしまいます。
貴方もこのような悲惨な貧乏生活を送っているのであれば、少しでも多くお金を稼いで、生活に余裕を持たせるようにしていったほうがいいかもしれませんね。
貧すれば鈍するといいますし、お金がなくて焦燥感を感じている状態だと、とんでもない愚かな行動をとってしまい、更に状況が悪化してしまう可能性もあります。
余裕があるうちに手を打っておいたほうが絶対にいいですからね。