- 田舎ってニートとか引きこもり多いよね…?
- 田舎はろくな仕事もないし…
- 理由が知りたい!
そんな悩みをお持ちの方は今のご時世珍しくないと思います。
私もたびたび会社を辞めて無職ニート生活を経験していますが、田舎の実家にひきこもってニート生活を送ったこともあるので、気持ちは良く分かります。
東京などの都会ならばウーバーイーツやタイミーなどの小遣い稼ぎがしやすいのですが、田舎だとそんなハイカラなものは使えません。
田舎はハローワークの劣悪な求人しかなく、肉体労働ばかりのため、そこに馴染めなければ必然的に引きこもりになってしまいます。
私も実際に田舎に住んでいたことがあるのでわかりますが、確かに田舎のほうが引きこもりが多い傾向にはあるかもしれませんね…。
まあ都会の方が人間関係が希薄なので、発覚しないことが多いという要因もあるかもしれませんが…。
この記事では田舎にニートや引きこもりが多い理由について経験者が解説しますので、参考にしてみてください。
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田舎にニートひきこもりが多いと感じる人は少なくない
最近はあなたのように、田舎にニートひきこもりが多いのではないか?と感じる人は少なくありません。
ネットやSNSを見てみても、
こんな意見が散見されますね。
田舎だと工場の仕事があればまだマシ、土方・介護・看護の仕事くらいしかない場合が多いです。
それらの仕事に就けないとそもそも働くことができないため、ニートひきこもりになってしまうのです。
最近はネットでも以前よりはだいぶ稼ぎやすくはなりましたが、雇われる以上に稼ぐのはかなり難易度が高いのは相変わらずです。
なぜ田舎はニートひきこもりが多いのか?
私も田舎の実家で引きこもっていたことがありますが、近所を見ていてもニートや引きこもりが多いのではないか?とは考えたことがあります。
実際に周りにニートや引きこもりの方はちょくちょくいましたし、近所で自ら死を選んでしまう事件もありましたからね…。
実際にニートや引きこもりの都道府県別の分布などの統計結果があるわけではないので、具体的には分かりませんが…。
経験者が理由を考察してみましたので、参考にしてみてください。
仕事の絶対数が少ない
なぜ田舎にニートや引きこもりが多いかといえば、一番は仕事の絶対数が少ないからということが挙げられます。
田舎、仕事、少ない…
— 闇の煮凝りラミア(猫飼い) (@__lma__) November 21, 2019
田舎は仕事がない
交通手段もない
閉鎖的で偏見も激しい
発達障害にとって住みやすいのは東京
(経験談) https://t.co/aFo6KIK8zi— ✰⋆。:゚・*☽ ✰⋆。:゚・*☽ (@yu_______l) April 24, 2024
これが東京などの都会であれば、様々な種類の仕事があります。
仕事がたくさんあるため、希望すれば簡単に仕事にもつきやすいです。
都会ならニートでもウーバーイーツなどの小遣い稼ぎもできるが…
私も東京に住んでいた時、知り合いにニートが何人かいましたが、ちょくちょくバイトしたりニートに戻ったりを繰り返していました。
正社員となると都会でもブランクがあると割と厳しいですが、非正規であれば割と簡単に見つかります。
最近はウーバーイーツなどのギグワークが都会に増えていますし、アンケートサイトの座談会の副業や治験バイトなどの案件も多いです。
都会のニートは、ちょこちょこ小遣い稼ぎをしている人が多い印象です。
都会で無職ニートは正直甘えだと思ってる
バイトでもウーバーでも作業所でも選択肢があるから自分に合った仕事をすればいい
田舎は選択肢すらないよ— 人生詰み男 (@jinseitsumi0917) October 3, 2023
ですがこれが田舎となると仕事の絶対数も少ないですし、希望する仕事となると更に少ない傾向にあります。
必然的に働く意欲がなくなり、ニートや引きこもりになってしまうケースは珍しくありません。
給料が安すぎて働くモチベーションが出ない
あとは田舎ほど最低賃金が低い傾向にあります。
2024年10月には16都道府県は最低賃金1000円を超え、一位の東京は1163円ですが、一番低い秋田は951円と格差が酷くなっています。
給料低すぎないか問題。田舎あるある。
そりゃ都会行くわぁꉂwてなった私でした— もっち@はお好きですか? (@motti_ff14) January 22, 2024
無理しないとお金稼げない田舎の給料低すぎこの世界おかしい
— リ (@r1aq_) May 27, 2024
「最低賃金なんてバイトやパートの話だろ?」と思っている人が多いですが、最低賃金が低い都道府県=経済活動が弱いため、正社員の賃金もそれに合わせて低く抑えられてしまう傾向にあります。
都道府県ごとにA~Cまでの最低賃金のランクが決められており(5年ごとに改定)、経済活動のレベルに応じてランクが決まるため、特にCランクなどの経済活動が脆弱な都道府県では正社員にもそんなに給料を払えないのです。
田舎で正社員で働いても手取り10万円ちょっとしか貰えない!ボーナスも無しか寸志程度!なんていうケースも珍しくありません。
大変な思いをして働いてもそれしか稼げないというのであれば、なかなか働くモチベーションもわいてきません。
田舎の求人は悲惨!正社員でも年収200万円以下が多く豊かに暮らせない
実際に田舎の都道府県のハローワーク求人を見てみると酷いですよ。
正社員なのに日給6000円台で募集されていたり、ボーナスなしなんてザラです。
最近ネットで「年収200万円では豊かに暮らせない!」なんて話題が炎上してましたが、田舎では年収200万円も稼げない正社員求人はかなり多いです。
このド田舎でハローワークに行くじゃろ…正規雇用のフルタイムで働いても年収200万に届かない求人募集ばっかりじゃよ >RT
— コージマン (@kojiman99) December 14, 2015
「年収300万円なんて一度も超えたことがない」なんて人もかなり多いですね…。
田舎で稼ぎたいなら公務員になるか大企業の工場に入社するか、夜勤かけもちでもするしかありません。
田舎では転職エージェントや転職サイトの求人なんてない!ハローワークの劣悪求人しか選択肢がない
こういう話をすると「ハローワークはやめとけ!」なんて都会に住んでいる人が田舎エアプで突っ込んできたりするのですが、田舎は本当に酷いです。
そもそも転職エージェントや大手転職サイトに登録しても近場に求人がほとんどないため、ハローワークしか選択肢がありません。
田舎はネット求人が絶望的だからハローワークしか選択肢ない
— えぃと🎹🎵🐈 (@eight_258039) July 3, 2018
都会って、そこそこな職歴あったらエージェントとかスカウトで次の仕事決めるじゃん
田舎って、ハローワークしかないんだよね
田舎に帰らない一番の理由はやはり仕事がないことだな— MZ (@Mz7Ez0) January 15, 2024
労働意欲を出してハローワークに行っても、月給17万昇給賞与なしなんていうフリーターのような正社員求人ばかりで、ウンザリして帰ってくることになります。
ハローワークいって求人見ると月給17万って書いてある求人が多くて幻滅する。
前の職種手取り15万円だったけど高く見えてきた👀田舎だからだろうな。東京のマックでアルバイトした方が高い。
8年働いて手取り変わらないの不思議ー!時給は二百円上がったのになー月給も上がったのになー— じゅり🍯 (@BE4rAoaSmT5awAb) July 2, 2024
田舎でハローワークに行くと手取り12万とかもザラにあります。昇給&賞与なしも😂大手の牛丼屋やファストフード店のバイトより時給低いです😇下手すれば高校生より…。 https://t.co/FG3Uyjgfrc
— 全マシニキ (@allmashit) September 10, 2023
東京なら最低賃金でもフルタイムで働けば、残業や夜勤を少しやるだけで月給20万円に到達するので、マジで田舎の若者は東京に行った方が良いと思いますね…。
これからは地方公務員もヤバい!2040年には半数の自治体が人口減少で消滅の危機に
しかし、2040年には人口減少で約半数の自治体が消滅の危機に陥るため、田舎は人口減少で公務員の仕事も自治体と一緒に消滅してしまうでしょうね…。

2040年までに消滅する自治体https://t.co/lvtoGoqHW5 pic.twitter.com/q4itWJ16HG
— 野田草履P (@nodasori2525) April 7, 2018
財政破綻した夕張市は職員を半数以上リストラし、残った職員も給料30~40%カットしましたが、これからは日本全国で同様の自治体が急増するでしょう。
そもそも人がいなければ税金も取れず、市民サービスを提供する公務員も存在意義をなくしてしまうのです。
知り合いが多すぎて働き出すのが恥ずかしい
田舎ほど人間関係が濃密な傾向にあります。
地元を出る人が多い地域であればいいですが、同級生であまり地元を出ていない人が多いと、ちょっと出歩くだけで昔の同級生や知り合いに出くわしてしまったりして割と気まずい傾向にあります。
友達が多いタイプであればそれはいいことかもしれませんが、そういった明るいタイプの人ばかりではありませんからね。
田舎だから知り合いに合う確率が高すぎるし自分がどこで何してたかすぐ広まるきちぃ
— はる (@_haru0x0) December 9, 2023
特にひきこもりやニートになってしまい、ブランクが空いてしまうと、人に会うのも嫌になってしまいます。
田舎で顔見知りが多く「今更働き出すのが恥ずかしい」と考えて引っ込みがつかなくなってしまうパターンです。
こういったタイプは別の場所に引っ越すことができれば、リセットできて気楽に動きやすくなるでしょうから、引っ越すことをオススメしますね。
実家暮らしで切羽詰まってない
あとは田舎に暮らしている方ですと、実家でそのまま生活している方が多いのではないでしょうか?
実家暮らしとなると親が生活費を出してくれたりしていて、生活にそれほど切羽詰まっていないケースも珍しくありません。
これが1人暮らしですと、1人で家賃や光熱費、食費などを出さなくてはいけないため、ニートや引きこもりなんてしている余裕はないのですが…。
実家暮らしとなると生活費も低く親に養ってもらえる可能性が高いため、切羽詰まっていないんです。
合計すると2年半くらいニートだったのか。実際実家暮らしでニートになると、ほとんど金使わなくてちょっと貯金あれば意外とどうにかなってしまうので危機感なくてダメだったな。運もあるだろうけど、貯蓄尽きるのと働くタイミングは毎度ほぼイコールだった
— fino (@fino__) October 12, 2012
これが東京などの都会であれば、1日だけの単発バイトなども多い傾向にありますが…。
田舎となるとそういったバイトも少ないため、気楽にちょっとだけ働くかなんていう仕事もあまりない傾向にあります。
とりあえず実家で生活できるため、大変な思いをして働こうとはあまり思わないのかもしれません。
実はネットで稼いでいる
あとはニートや引きこもりが多いという傾向にはあるかもしれませんが、彼ら彼女らも全く収入が0円というわけではないと思います。
最近はネットでもお手軽にお金を稼ぐ手段が増えてきていますからね。
ネットなどを見ていると、ニートやひきこもりをしながらポイントサイトやアフィリエイトなどで稼いでいる人は珍しくありません。
引きこもりつつアフィリエイトで稼いで、会社員以上に稼いでいる人もいらっしゃいますからね。
端から見てニートや引きこもりに見えても、実は稼いでいる可能性もあります。
ネットがあれば、田舎だろうが都会だろうが関係ありませんし。
むしろ時間が有り余っているニートや引きこもりの方が、作業をする時間を豊富に用意できるためむしろ有利です。
山奥ニートをしている
あとは最近は山奥ニートというものが流行ってきています。
特に和歌山の山奥の田舎でニートをしている、山奥ニートさんは有名です。
もしかしたら田舎のニートたちは、そうやって山奥ニートをしているのかもしれません。
私はイベントで彼を見たことがありますが、ニートとはいえ、ちゃんと自立して生活はしているようでしたけどね。
農作業をしたり地域のボランティアをしたり、狩猟をして食料を確保したりなどなど。
所得はほとんどないほぼニート状態でも、そうやって自給自足して生活をしている山奥ニートも最近は珍しくないようです。
前は働いていたが勤め先が倒産した
あとは田舎ほどやはり仕事が少ない傾向にあります。
以前は働いていたが勤め先が倒産してしまい、仕事が見つからずそのままニートや引きこもりになんていうパターンも珍しくありません。
若ければそれでも何かしら仕事は見つかる可能性はありますが、これが中高年となるとなかなか仕事が見つからない傾向にありますからね。
そのまま家に引きこもってしまったなんてケースも珍しくありませんし、私の周りにもそういった方はいらっしゃいます。
内閣府が行ったひきこもり調査によると、昔は正社員でバリバリ働いていたが、退職が原因で中高年ひきこもりになった人がほとんどのようです。
これが都会であれば、非正規雇用でもそこそこ稼げたり、社会保険ぐらいは入れてくれる職場も多かったりして、働くことになる可能性も高いですが…。
田舎となると仕事の数も少ないため、二の足を踏んでしまうのかもしれません。
自営業だったが地方衰退で廃業した
あとは以前は自営業で働いていたが、地方衰退の流れで廃業してしまったというケースも珍しくありません。
そのまま仕事を探す気力もなく、ニートや引きこもりになってしまうパターンも珍しくありません。
私の実家の近くにもそういった方はいらっしゃいますね。
特に元自営業ですと、学校卒業して家業をそのまま継いだという人も多いです。
1度も就職活動したことがない!なんてケースも珍しくありません。
そこで再就職活動をしようにも、自営業で社長をしていたとなると会社も使いにくいですからね。
なかなか仕事も見つからない傾向にあります。
それでもこの人手不足のご時世非正規雇用の仕事であれば見つかるかもしれませんが、「フリーターなんて嫌だ」なんてプライドを持ってると、なかなか仕事が見つからない傾向にあります。
若者なら仕事多い!都会に出た方が良いかもしれない
本当のところは分かりませんが、ニートや引きこもりは田舎に多いというのはなくはない話だと思います。
ただこれから先地方は更に衰退していくことは確定しています。
2040年には半数の自治体は消滅の危機に陥るとも言われています。
若者であれば、仕事が多い都会に出た方が良いかもしれませんね。
東京でも郊外なら家賃2万円台からあり、シェアハウスなら月3万円台から都内に住むことも可能
しかし「都会は家賃が高いから…」と尻込みしている人も多いでしょう。
東京でも多摩市や八王子市などの郊外であれば、単身用物件が家賃2万円台からあります。
多摩市は以前私も住んでいたことがありますが、新宿まで京王線や小田急線の特急で40分くらいで着きます。
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最近は仕事も多いため、都会の求人を探してみよう
まぁ最近はネットでも仕事が探せますし、オンライン面接などを実施する企業も増えています。
都会の仕事を見つけてから転職するのも良いかもしれません。
幸い最近は転職も一般的になってきていますし、昔に比べて仕事も多い傾向にあります。
帝国データバンクの2025年4月の調査によると、51.4%の企業が「正社員が足りていない!」と回答しており、最も高い情報通信業では69.9%と深刻な人手不足が続いています。
都会の方が求人が多いですし、希望する仕事にもつきやすいですからね。
東京などの都会でも探せば、家賃の安いところなどもあったりしますし。
もし田舎で周りがニートばかりで厳しい状況だと感じているのであれば、上京して仕事を探すというのも手段の一つです。