- 50代で無職だけど、まぁなんとかなるか…
- なんとかなると考えるしかない…
今のご時世、そんな悩みをお持ちの方は少なくありません。
最近は中高年の無職やひきこもりの方も増えていますし、あなたのような方は珍しくないと思います。
内閣府の調査によると、2021年のニート総数は75万人、ひきこもりは2018年時点で約115万人で、そのうち中高年ひきこもりは61万人となっています。
若い人材であれば仕事なんていくらでも見つかるでしょうが、50代となるとなかなか難しくなってきます。
まぁしかし今は深刻な人手不足の会社が多いので、昔よりは選ばなければ50代でも何かしら仕事は見つかりやすくなってきています。
なんとかなるかならないかで言えば、多分なんとかなるでしょう。
私の周りでも、50代でリストラや倒産廃業を経験し、その後なんとか仕事を見つけて働いている人も結構いますし。
私もたびたび会社を辞めて無職生活を送ったことがありますし、ハローワークや職業訓練で50代無職の方と何人も会ってきましたので、説得力のある話ができると思います。
まぁ若者と違って50代だと人生の先がだいたい見えていますので、ある意味気楽な面はありますね。
むしろ人生長い20代とかのほうが先が暗く見えてしんどいかもしれません。
この記事では、50代無職の方でもこれからなんとかしていくための対処法について解説します。
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50代で無職をしている人は少なくない
最近はあなたのように、50代で無職をしている人は少なくありません。
ネットやSNSを見てみても、
こんな意見が散見されます。
最近は早期退職を募集する企業も増えているため、50代で無職になる方は珍しくないですね。
50代の中高年ひきこもりが急増!高齢化で「8050問題」も
最近は無職ニートひきこもりも高齢化してきており、80代の親が50代のニートひきこもりの子供の面倒を見る「8050問題」が社会問題になってきています。
最近は既婚者の引きこもり無職も急増
最近は既婚者の引きこもりも増えてきているようで、引きこもりも多様化してきています。

中高年の引きこもりというと短絡的に未婚者が父母にパラサイトするような生活をイメージしがちで、そんな偏見から「子ども部屋おじさん」などという揶揄言葉が出てくるのですが、この報告書を見る限り、中年引きこもりの半数は既婚者であることが推計できます。 https://t.co/f9gt1CEbRx
— 荒川和久/独身研究家/コラムニスト (@wildriverpeace) June 8, 2022
50代無職でもなんとかなる?なんとかするにはこれをやれ!
50代無職なんていうと、世間的には「これからどうするんだよ…やばいぞ」なんて言われる傾向にあります。
ネットでは「無敵の人」なんて呼ばれたりもしますね…。
しかしむしろ若い人のほうが「可能性は無限大!頑張れ!」なんて言われてしんどかったりしますし、50代ともなると人生の先が見えてくるぶん気楽な面もあります。
50代無職でもなんとかするための対処法を解説しますので、参考にしてください。
社会保険に入れてくれる会社を非正規で探す
もはや50代ともなると、正社員になるのは厳しいです。
なので、雇用形態は気にせず社会保険に入れてくれる会社を探した方がいいかも知れません。
「フリーターは社会保険に入れない!」なんていうのは昔の話で、今はバイトでも社会保険加入の時代なのです。
職場環境まじでホワイトだわ
雇用形態バイトだけど社会保険あるし交通費出るし有給あるし完全週休2日
ほんま前の会社くそ— ねこねこぷに (@ABC_luka) May 14, 2020
今の時代バイトでも社会保険入れるんだから
正社員が偉い時代はオワタのよ( ˇωˇ )
働く上で何を大事にするかって?
「社会保険」「賃金」「その他待遇」
コレが満たされてればバイトだろうが正社員だろうが派遣や契約社員でもほぼ同じなんスよ( ˇωˇ )
— 琴乃葉🌱にぴぃ@ダイエット中💪🥺 (@Kotonoha_0611_) August 2, 2020
私の知り合いにも中高年でリストラされて非正規の仕事で働いている人が何人かいますが、今はみんな社会保険加入は当たり前ですね。
未だに「バイトは社会保険ない!」なんて勘違いしている人が多いですが、令和元年時点でもはや非正規労働者の約6割は社会保険に加入しており、今後は更に法改正で拡大されていきます。
最近は最低賃金も上がってきていますし、人手不足で人材を繋ぎ止めるため、バイトやパートさんでも数万円程度の寸志ボーナスが出る会社も増えてきています。
特に派遣社員などはフルタイムで働くことになるケースが多いため、バイトよりは社会保険加入率が高いです。
社会保険の財源がきつくなってきたため、加入範囲を広げて財源を確保しよう…という国の思惑があるのですが、まぁ入れてもらえるなら有難いですね。
社会保険加入の条件!今どき2か月以上の短期バイトすら社会保険くらいは入れる
といっても今は2か月以上の短期バイトすら社会保険に入れる時代なので、従業員数がそこそこいる会社なら大抵は入れます。
2016年に法律が改正され、従業員数501人以上の事業所で、雇用期間一年以上で週20時間以上、月給88000円以上稼いでいる学生以外の方は、社会保険加入義務ができました。
更に2022年10月からは従業員数101人以上で雇用期間二ヶ月以上の短期労働者にも拡大され、2024年10月からは更に従業員数51人以上の事業所にも拡大されていきます。
2025年からは従業員数制限を撤廃して零細企業にも加入させようという話が出ており、今後は働いていれば誰でも加入できるようになっていくでしょう。
50代なら厚生年金が重要!老後の年金が違ってくる
社会保険に入れて貰ったほうがいいのは、健康保険はともかく厚生年金が重要です。
今の若い人はマジで年金もらえるのかわかりませんが、貴方くらいの年齢なら……。
10年20年先のことなんてわかりませんが、まあ恐らく貰えるでしょう。多分。
恐らく徐々に「支給を後ろ倒しにすると割増しされてオトクだよ!」っていう年齢を後ろ倒しにしていき、「みんな後ろ倒しにしてるから、若いうちに年金もらう人は引き下げてもいいよね!」みたいに強引に支給額を減らそうとしてくるでしょうね。
10年後には80歳定年制とか言いかねませんね…
今の若者の頃には定年廃止、年金は取られるだけ取られて廃止でしょうか?— 保志正之(パロディ😅) (@eM7vIoAGh8YNCST) January 6, 2023
10年後ってなると更に日本は少子高齢化がどうしようもないレベルになってると思いますので、年金についても確かなことは言えませんが…。
まあ、一応会社が折半で厚生年金を半分払ってくれますので、国民年金よりいいです。
厚生年金のほうが手厚いですし、年金貰えるならもう少し払っておいたほうがいいです。
可能ならば職業訓練を受けてみる
50代無職の方がこの先なんとかするには、職業訓練を受けてみるのもお勧めです。
入学金や授業料はほぼタダ、テキスト代のみ実費負担みたいな訓練校が多いです。
条件を満たせば訓練期間中は失業保険を延長して貰えますし、失業保険がもう終わったり雇用保険をかけていなかった方でも、条件を満たせば月10万円の職業訓練受講給付金が貰えます。
職業支援・給付金などについて知る|ハロトレ特設サイト|厚生労働省
月8万円以内など条件を満たせば給付金を貰いながらバイトも可能なため、月15万円くらいは確保しやすいです。
最終手段は職業訓練
無遅刻無欠席無早退(面接が入った場合は出席率8割いってれば欠席OK)で月10万の手当、月8万まではバイトOKだよ— アリス (@pe_a_ch_a_li_ce) April 26, 2018
ただ、再就職しやすい20~40代くらいまでの方ではないと、入校できる可能性は下がりますが…。
しかし私も給付金を貰いながら介護系の職業訓練コースを受けたことがありますが、50代の方も何人かいらっしゃいました。
まぁ介護系だと60代未経験とかでも採用されたりするのでコースによるかもしれませんが、通えるならこういったところに通ってみるのも良いでしょう。
無職だと孤独になりがちですが、職業訓練を受けると同じ失業者仲間しかいないので、連帯感が生まれて仕事探しの意欲も湧きやすい傾向にあります。
老後を考えれば、貯金を増やすことを考えた方がいい
今現在貴方は無職ですので、どのくらい貯金があるのかわかりませんが、これから老後のことを考えるともっと貯めておいた方がいいかもしれません。
まあ、すでに十分な資産があり、働かなくても大丈夫!という方であれば別ですが…。
そんな人はこんなページを見ていないでしょう。
無職で失業給付も切れた、という状態ですと、必然的に貯金を食いつぶすことになります。
これから更にお金がないと不安な年頃になっていくのに、貯金を食いつぶしている場合ではありません。
貯金が全くないなら生活保護も検討!弁護士やNPOに相談すべき
貯金が全くないなら、最悪老後生活保護を貰うって手もあります。
日本を代表していた菅元総理も「日本には生活保護がある!」と胸を張って言っていましたし、国民の権利なのですから条件を満たしているなら堂々と申請しましょう。
権利を享受してから、余裕ができてから義務を果たすことをぼちぼち考えればいいのです。
しかしあなたが役所に一人で相談に行ったところで、福祉課の心無い役人に水際作戦で追い返されるのがオチです。
今は弁護士やNPO団体などに相談して、申請に同行して貰ったほうがスムーズに申請が受理されますね。
⇒あなたも使える生活保護パンフレット – 日本弁護士連合会(PDF)
希望的観測で言えば、今後はベーシックインカムのような制度が導入されて、最低限の生活は保証されるようになっているのが理想ですが…。
ただそうなると生活保護、年金などの社会福祉が全てベーシックインカムに一本化されますので、年金が払い損になる可能性もありますね…。
無趣味の人は、何か趣味をつくったほうがいい
今は無職なのでこんなこと考えられないかもしれませんが、趣味がない人は趣味を作っておいた方がいいでしょう。
今まで仕事だけしてきて、定年後なにもすることがなくなって認知症、早死に……なんてのはよく聞く話です。
私の近所にも結構な割合でいます。
年金を楽しみに生きてきて、貰い始めてすぐ死んだり、それどころか貰う手前で死んでしまう人…。
同期に無趣味で言動にあまりデリカシーもないのがいて、飲み会に呼んでも仕事の話しかしなくて他の同期が「つまらない奴」という程度の仕事人間がいるけど、定年迎えたら即生き甲斐失ってボケて廃人と化して早死にしそう。
— てーまる (@mrmr_BJ250A_N) September 15, 2022
まあ、今まで勤めてきた会社をリストラされたような人ですと、今まさにそんな気分を味わっている人も、これを見ている人の中にはいるかもしれません。
仕事=趣味みたいな人は、これから探す仕事は死ぬまで続けた方がいいかもしれません。
でないと、生き甲斐がなくなると人はすぐボケてしまいます。
お金がなく借金がある人は、今のうちに破産してしまうのも手
これを見ている方の中には結構借金がある人もいるかもしれません。
もし貯金もほぼ無い方であれば、今のうちに破産しておいたほうがいいかもしれません。
貴方くらいの年齢になりますと、もうあまりローンを組む機会もないでしょうし、別に自己破産してもダメージが少ないです。
クレジットが作れなくなること、保証人に連絡がいくこと、一部職業に就けなくなる…などのデメリットはありますが。
今仕事探してると思いますが、無職で生活苦しいってなると誰が見ても返済不能に見えますので、免責がおりやすい可能性があります。
収入がないので。
年金もらう年齢になるまで返し続けるみたいな感じだと、かなり生活きついです。
いっそ今のうちに自己破産してしまって、生活保護で暮らすという手もあります。
自分も自己破産して生活保護受けてた時期があるけど
俺みたいな世捨人は別に世間体とか気にせんから国から貰えるもんはなんでも貰ったるって気概で生きてるけど
世の中には国とか他人に助けてもらうんが恥やと思って最後の最後まで自分でなんとかしようとしてもがき苦しんでる人が結構おるらしいよな— 柳透 (@yanagi_tooru) January 28, 2021
50代無職とは言え、昔よりも仕事は選り好みしなければ見つかる
最近は人手不足の会社が多いので、50代と言っても選り好みしなければ仕事は昔より見つかりやすいです。
帝国データバンクの2025年4月の調査によると、51.4%の企業が「正社員が足りていない!」と回答しており、最も高い情報通信業では69.9%と深刻な人手不足が続いています。
まぁ正社員となると難しくはなりますが、最近は非正規でも最低賃金がかなりのペースで上がっていますし、社会保険くらいは入りやすくなってきました。
50代となると、もう「死ぬまでバイトでもして働ければそれでいい」と割り切るのも良いかもしれません。
まだ人生長い20代とかなら正社員の仕事を探したほうが良いですが、50代なんて残りの人生を考えたらもうアガリみたいなもんですからね…。
ただ、50代くらいの中高年の人ってプライドが高い人は無茶苦茶高くなっているケースも珍しくありません。
今まである程度の役職にいた人は特にプライドが高い傾向にあります。
老人になるとどんな人間でも体力が落ちていき、負け戦を強いられますので、ムダなプライドは捨てて、新しい環境にチャレンジしていったほうがいいかもしれません。
できるだけプライドを低くして仕事を探していけば、何かしら仕事は見つかると思います。
⇒【ヤバイ】お金が全くない!マジで困った時にお金を稼ぐ16の方法!
まとめ
50代でも今は非正規の仕事は多いので、以前よりは仕事が見つかりやすくなっています。
なので、選り好みせず諦めなければ「仕事が見つからない」ということにはならないはずです。
しかしやりたいことがまだ残っているのなら、まだ遅くないのでやりたい道を目指してみるのもアリかもしれません。
というか、何か新しいことをはじめるなら最後のチャンスかもしれないです。
人間いつ死ぬかわかりませんし、50代となると尚更です。
まぁしかしまだ人生は残っていますので、何かしら仕事をして生計を立てていかなければなりません。
一日でも若いほうが良い会社に行ける可能性がありますので、早めに動いておくと良いでしょう。