30代以上の長期無職者が、正社員の内定を得る8つのポイント

geralt / Pixabay

  • 30代で無職だけど、なんとか正社員になりたい!
  • 無職期間が長いけど、正社員になりたい!
  • 遅いかもしれないけど、人並みになりたい!

と思っている、正社員になりたい30代以上の長期無職の方のためのページです。

 

特に最近はニートやひきこもりの方も増えているため、あなたのような方は珍しくありません。

最近は40代以上の中高年ひきこもりの方も増えており、それまで正社員でバリバリ働いていた方でも、無職になってしまうリスクがあるのです。

国の調査によると、中高年無職ひきこもりの原因は「退職」が一番多いらしいですからね…。

学校を卒業してからずっと無職ひきこもりという人は少数派であり、ほとんどはそれまでちゃんと働けていた人たちなのです。

あなたも30代以上の長期無職になる前は、しっかりフルタイムで働けていた人が多いでしょう。

 

ですが30代以上長期無職となると年齢的に、今を逃したら社会復帰が更に絶望的になってしまうかもしれません。

あなたがこんなページを見ているということは、多少なりとも「社会復帰したい!」という願望が出てきたということです。

そんな願望があるうちに、動いておいたほうがいいです。

なんとか30代長期無職者でも、正社員の内定をゲットするための方法を解説します。

⇒【ヤバイ】お金が全くない!マジで困った時にお金を稼ぐ16の方法!

⇒リモートワーク求人多数!新しい働き方を提案する転職サイト【LIBZ】

正社員にしてくれるならどこでもいい!という意識を持つ

30代以上の長期無職の方が「正社員になりたい!」なんて言い出したら、世間の人たちは

  • 長期無職が正社員だって?ムリムリ!
  • まずバイトでもしたら?
  • 採用されてもすぐ辞めちゃうんじゃないの?

なんて言ってくる傾向にあります…。

 

ですが正社員といってもピンからキリまであります。

年収1000万円以上貰えて福利厚生完璧の超優良企業の正社員もいれば、フリーターと変わらない給料でボーナスもなく、社会保険すら加入させてもらえない超零細ブラック企業もあります。

あなたのような30代以上の長期無職の方でも、あまり人がやりたがらないような待遇の悪い中小零細企業であれば、正社員になれる可能性があるのです。

とはいっても一応正社員であることに変わりはありませんから、世間体はフリーターよりもマシです。

仕事もブラックではありますが、一応正社員ですから責任ある仕事を任せてもらえるでしょう。

ブラック企業なら採用されやすいのか?

ハローワークの窓口で求人票を印刷して持っていくと、「そのハローワークから何人応募しているか?」教えてもらうことができます。

明らかにブラックだとわかる、超待遇の悪い求人だと、正社員募集なのにほとんど応募ナシってのもザラです。

リーマンショックほどの不況時はまた変わってきますが…。

 

ハローワークは空求人も多いといわれています。

しかし明らかに酷い待遇で募集してるとこは、意外にマジで募集してる会社も結構あります。

私がその会社の担当者なら、多少盛ってでも待遇良く見せて、応募者釣ってそこから選びますが…。

そこまで悪知恵が働かない会社もあります。

まあ誠実でいいとは思いますが、全ての人間が合理的に行動するわけではありません。

 

そういう会社であれば相当の低スペックの方でも、正社員になれる可能性があります。

待遇は全く期待できませんが、とりあえず正社員の肩書きを手に入れることはできます。

会社がくれるのは正社員の肩書きだけと割り切り、期待しないようにしましょう。

そこから先は自分次第ですね。

年齢制限があっても気にせず応募する

30代以上の長期無職の方は、年齢が原因で正社員になることを諦める人も多いです。

求人の年齢制限で『35歳まで』とか書かれていると、そこで諦める人が多いです。

しかし案外、

  • とりあえず書いてるだけ
  • できるだけ若い人が欲しかっただけ
  • みんな書いてるからそのまま書いた
  • 厳密に35歳以上を全員落としているわけではない
  • というか以前出した求人をコピペして書いただけ

というだけだったりもします。

私も以前小さい会社の採用担当をさせられたことがありますが、他の仕事もやらされていたので、必然的に求人票の中身にまでなんてあまり手が回りませんでした。

なので以前出した求人票をそのまま書いたり、他の会社の求人票を真似してテキトーにやってましたね…。

まぁ日本の会社って大企業~零細企業まで案外カナリ適当ですよ。

このへんは思考停止で横並びにしてるだけです。

 

ていうかぶっちゃけ、採用担当の人間もテンプレ通りに書いただけだろうから、年齢制限なんて忘れてると思いますよ。

中小企業の採用担当者は採用活動だけをやっている余裕はありませんので、なおさらです。

前任の採用担当者が出した求人票をそのまま思考停止でいじらずに回しているだけのことも多いので、気にせず問い合わせしたほうがいいと思います。

特に小さい会社なんてマジでテキトーですよ。

とりあえず問い合わせてみよう

求人票書く段階で、希望ならいくらでも書けます

できるだけ若い人材が欲しいと考えるのはどこも同じです。

それで本当に若い有望な人材が来るかどうかは別の話です

構造としては、条件をつけすぎて、誰とも出会えない婚活中の人に似ています。

 

ガチで人が欲しい会社であれば、35歳超えてても受けられますよ。

40代前半くらいまでなら可能性はありますね。

私が以前いた中小企業でも、そのくらいまでの年代なら結構正社員で入社してきてたので。

ハローワークなら求人票を受付に持ってけば担当者が問い合わせてくれるので、ダメ元で問い合わせしましょう。

普通に受けられることも多いので、勝手に諦めると損をしてしまいます。

比較的マシな待遇で正社員になりたい!という方は

Kaz / Pixabay

 

とはいえ、上記で述べたような会社ですとガチでブラックな会社ばかりです。

  • 給料が安いのは当たり前
  • 残業代なんて当然出ない
  • 社長に労働法の知識が全くない
  • 社会保険なし
  • 昇給賞与なし
  • 精神論が横行
  • 長時間労働

などなど。

 

考えられる全ての悪条件が揃っていると考えたほうが賢明です。

さすがにそこまで酷いと、長続きしないと思います。

初日でバックレる方が続出するレベルかもしれません。

 

それは嫌だ…というのであれば、比較的マシな方法もあります。

会社単位でブラックを狙うのではなく、業界全体がブラックなブラック業界を狙うということです。

みんなが避けるブラック認知度が高い業界を狙ったほうがライバルが減るため、必然的に受かりやすくなります。

よく言われるのは、

  • 外食業界
  • 介護業界
  • 貸金業界
  • 住宅業界
  • コンビニ業界
  • 宿泊業界

…今パッと一瞬で思いついたのはこのへんです。

比較的マシな同業他社に転職する

業界全体がブラックで、ブラック認知度が高い業界だと、そもそも受けようとする人が少ないため、ライバルが減ります。

そして、入りやすい会社に入って経験を積んでしまえば、同業界の比較的マシな会社に転職することも可能です。

不人気業界ほど新たに参入してくる人が少ないので、転職市場でも売り手有利です。

年齢いってても無職期間長くても、他に人がいない状況なら採用確率は飛躍的に上がります。

 

同じ業界でも会社によって仕事の進め方も人間関係も全然違ってくるため、働きやすさも全然違ってきます。

まぁ業界全体が斜陽だったりするとどうしようもないですが、それでも人間関係が良ければ働きやすいですからね。

ブラック業界は、本当に人材が来ない

 

例えば外食業界は、『ワ○ミ』や『す○家』など、一般人でもほとんどの人がブラック業界だと知っています。

どうブラックなのかもニュース報道で知っているため、仕事探しの段階ではまず候補からはずします。

最悪過労で死ぬ可能性があり、実績もあるからです。

 

私の40代の従兄弟も、新卒後ずっとコンビニフリーターしてましたが、この前中小レストランに正社員採用されてました。

『他も受けようかと思ったけど一社目ですぐ決まった』とか言ってましたから、採用のハードルは言うまでもありません。

会社に余裕のある状況であれば低スペックな方の採用は見送られますが、離職率が高いため誰でもいいから人を入れないと成り立たないのです。

それでもハローワークで一番最悪待遇の求人よりは遥かにマシな待遇ですから、比較的マシです。

あくまでも比較的ですが。

比較的マシな業界は?

個人的には、長続きしないブラック業界の中では、介護業界は比較的マシです。

私もやってましたが、無限に残業させられたり、過労死する危険性はそれほどないです。

仕事自体は結構ヌルいですからね。

マトモな施設であれば給料が安いながら福利厚生はちゃんとあります。

ボーナスも年1~2ヶ月ぶんくらいは大体どこも出ますし、最近は処遇改善手当が出て給料が底上げされてきています。

【実体験有】無職だし介護でもやろうかな…と思ったら見るべき8項目

 

特に東京などの都会は介護職なんてやらなくても他に仕事はあるため、介護派遣の時給が高騰しています。

介護派遣だと夜勤一回で三万円前後稼げる施設も増えてきており、完全な売り手市場です。

⇒0円で資格取得可能!未経験からの介護転職なら【かいご畑】

人手不足の介護なら、経験があれば50代60代でも重宝されます。

一つの会社で長続きしないタイプの人でもすぐに仕事が見つかる傾向にありますので、こういった業界を狙って行くのもいいでしょう。

そうはいっても空白期間が長すぎてムリ!って方は

 

空白期間が長いと、いくら人手が欲しいブラック企業、ブラック業界であったとしても、書類で弾かれる可能性はどうしても出てきます。

それでも5年以内くらいであれば大丈夫だと思いますが。

長期ニートしてた知り合いがろくに就活せず採用されてるのを、何人か見てきたので。

ただ、40代とかになるとさすがに難しいと思います。

過去は変えられませんから、どうしても空白期間を埋めたい!という方は職歴詐称でもするしかありません。

⇒職歴詐称のバレない方法はある?無職ニートの空白期間に対処するには?

警備業や金融業は前職調査が厳しいのは知られてることですが、それも個人情報保護法で本人の同意なしに行うことは違法です。

まぁ特定の業界や大手企業でもなければ、中小零細レベルで前職調査なんてしません

そんなムダな労力割きませんし、ましてやブラックとなると担当者のスペックも低い傾向にありますから、そこまでやりません。

『勤務時間だけ仕事してりゃいいや』みたいな人が多いので、問題のある人入れても知ったこっちゃない、というスタンスです。

職歴詐称はバレるか?

社会保険加入履歴や詐称の程度によってはバレます。

しかし、「空白期間をバイトしてたことにする」くらいであればまあバレません。

まあ、職歴詐称なんて考えもしないレベルの中小零細企業であれば、年金手帳の厚生年金履歴を見られても何も言われないと思いますが。

正社員と偽っても、世の中には社会保険なし、雇用保険すら加入させていない悪魔のようなブラック企業もあります。

そういう設定にしておけば怪しまれることもないでしょう。

 

ただ、バレやすいのが

  • 入社後自分から口をすべらせてしまう
  • 詐称した会社の関係者が、その会社にいる

場合です。

前者は迂闊過ぎるので論外ですが、後者は比較的多いようです。

特にそこそこの規模の会社勤務と偽ったり、勤務期間を水増しした場合です。

「あ、あの会社俺も働いてたよ。……ん?その期間なら俺もいたはずだけど……君本当に在籍してたの?」って感じでバレます。

無難にいくなら、バイト期間水増しくらいにしておいたほうがいいでしょうね。

とりあえず空白期間埋めるだけなら、それで事足ります。

 

無職やニートの空白期間をなんとかする方法については、長くなるのでこちらで専用の記事を書きました。

空白期間があって困っている人は参考にしてください。

【ブランク】長期無職、ニートの空白期間を解決する6つのポイント

⇒職歴詐称のバレない方法はある?無職ニートの空白期間に対処するには?

職歴詐称をするのであれば自己責任で行ってください。決して勧めません。

ただ長期無職だと職歴詐称でもしないとスタートラインにすら立てないため、採用されてから考えればいい…という考えもありますね。

会社側は不正を公然と行っているので…

ですが、会社側からして労働条件を守らない、労働基準法も破りまくりな会社ばかりです。

なのに求職者にだけ正々堂々を求めるというのは不公平な話です。

こちらは生活が、人生がかかってるんですからね。

詐称しても採用されて毎月お給料がもらえれば、税金も払えますし家族も養えます。

個人的には、多少職歴詐称してでも働いてもらったほうが、社会にとっては有意義だと思っています。

 

職歴詐称を問題にするような会社は、まず労働基準法を守ってから文句を言ってもらいたいものですね。

法律に違反してるんですから。

正社員が無理なら割り切って非正規になるのも手段の一つ

或いは正社員は早々に諦めて、非正規の仕事を探すのも手段の一つです。

正社員に比べてバイトや契約社員などの非正規雇用であれば、企業側も気楽に採用しやすい傾向にあります。

正社員となると解雇規制も強くて、なかなか首にできませんからね…。

最近はバイトでも社会保険に入れる時代!底辺正社員より大手非正規のほうがマシなケースも

最近は法律が変わり、従業員501人以上の企業でフルタイムかそれに近い働き方をしていれば、バイトやパートの方でも社会保険加入義務ができました。

2022年10月からは従業員数101人以上の事業所にも範囲が拡大され、2024年10月からは更に従業員51人以上の事業所にも拡大されます。

これからは働いていれば、社会保険なんて誰でも入れるようになっていくでしょうね。

最近は時代の変化も早いため、企業はなかなか首にできない正社員よりも、給料が安く使える非正規を使いたがってきています。

 

少子高齢化によって非正規人材のほうが人手不足なため、最近は非正規でも少額ながらボーナスや退職金積立をしてくれる会社も増えてきています。

逆にブラック中小企業の正社員だと最悪ボーナスなし、退職金制度もなし、サービス残業が多くて時給換算すると最低賃金すら下回る…なんてケースも珍しくありません。

底辺正社員よりも、福利厚生の整った大手非正規のほうが遥かに待遇がマシ…なんてケースも多いですね…。

30代以上の長期無職の方は、割り切ってマシな待遇で働ける非正規の仕事を探してみるのもいいかもしれません。

あとはとにかく受けまくること!100社を目標に

realworkhard / Pixabay

 

これは新卒の就職活動にも言えますが、ある程度数を受けないとダメです。

特に歳を食っていたり、空白期間が長い人ほど、受けなくてはいけない会社は増えます。

まあ100社も回ればかなりいい線行くと思うんですが。

ちゃんと頭を使いながら「ここはこうしたほうがいいんじゃないか」とか試行錯誤していけば、どんどん精度は上がっていくはずです。

 

知り合いの50代の男性が、何度も転職してるのに毎回正社員になってました。

それは諦めずに何十社も受けてたからのようです。

まあ当然、年齢的に中小零細企業しか受けられなかったようですが…。

 

仕事探しなんて、準備をある程度やったら運次第、あとは数を受けるだけです。

まぁ会社なんてたくさんありますから、気にせずバンバン受けていけばいいと思います。

⇒あなたの転職市場価値、診断します!【ミイダス】

まとめ

40歳前後くらいまでなら、この方法で見つかるでしょう。

まあ、基本的に数をたくさん受けることになりますけどね。

あとは

  • 応募書類が無難に書けているか?
  • 面接での対応はちゃんとできてるか?
  • 志望動機は明確か?

などの基本的なところができていれば問題ないと思います。

それらができてれば、あとはたくさん受けまくるだけです。

 

そもそもどんなに優秀な人でも、同じ条件で職探ししたらできることなんて限られるわけです。

  • 履歴書はていねいにわかりやすく書く
  • 志望動機や自己PRは明確化する
  • 面接でそれをハッキリ言えるよう練習する

などなど。

基本的なことをちゃんとやってるだけです。

差が出てくるのは、その基本をちゃんと徹底的にやっているかどうか?と、あとは戦略です。

貴方は無職で不利なのですから、多少ブラックでも狙っていく必要があるのです。

同じ土俵で戦っても勝てないのですから、人の少ない局地戦を狙うのが賢い方法です。

 

まぁ最近は人手不足の会社も多いですから、30代以上の長期無職者でも諦めなければ、どこかしら採用されると思います。

最近は非正規でも最低賃金が上がってきていたり、少額ながらボーナスや退職金積立がある会社も増えてきているので、とりあえずは非正規でもいいでしょう。

やる気さえあればいつからでも再スタートできると思い増すので、一日でも若いうちに動いておくといいでしょう。

テキストのコピーはできません。