と思っている、正社員になりたい30代以上の長期無職の方のためのページです。
最近はあなたのような方も増えてきています。
ひきこもりが53万人いる…みたいなデータも出ましたが、無職も長期化したり慢性化してしまうのがトレンドなのかもしれません。
ですが、今を逃したら、社会復帰が更に絶望的になってしまうかもしれません。
あなたがこんなページを見ているということは、多少なりとも「社会復帰したい!」という願望が出てきたということですから。
そんな願望があるうちに、動いておいたほうがいいです。
なんとか30代長期無職者でも、正社員の内定をゲットするための方法をまとめてみました。
⇒【ヤバイ】お金が全くない!マジで困った時にお金を稼ぐ16の方法!
正社員にしてくれるならどこでもいい!という意識を持つ
正社員といってもピンからキリまであります。
年収600万円以上貰えて福利厚生完璧の超優良企業のものから、
フリーターと変わらない給料でボーナスもなく、社会保険すら加入させてもらえないような超零細ブラック企業まで。
貴方の年齢が30代前半くらいまでであれば、超優良企業は絶望的としても、中の中~下くらいの企業であれば狙える可能性があります。
しかしそれ以上の年齢で、無職期間も長くなってくると、もう下の下の超ブラック零細くらいしか狙えないと思います。
とはいっても一応正社員であることに変わりはありませんから、世間体はフリーターよりもマシです。
仕事もブラックではありますが、責任ある仕事を任せてもらえるでしょう。
ブラック企業なら採用されやすいのか?
ハローワークの窓口で求人票を印刷して持っていくと、「そのハローワークから何人応募しているか?」教えてもらうことができます。
明らかにブラックだとわかる、超待遇の悪い求人だと、正社員募集なのにほとんど応募ナシってのもザラです。
リーマンショックほどの不況時はまた変わってきますが…。
ハローワークは空求人も多いといわれています。
しかし明らかに酷い待遇で募集してるとこは、意外にマジで募集してる会社も結構あります。
私がその会社の担当者なら、多少盛ってでも待遇良く見せて、応募者釣ってそこから選びますが…。
そこまで悪知恵が働かない会社もあります。
いや、まあ誠実でいいとは思いますけれども、全ての人間が合理的に行動するわけではありません。
そういう会社であれば相当の低スペックの方でも、正社員になれる可能性があります。
待遇は全く期待できませんが、とりあえず正社員の肩書きを手に入れることはできます。
会社がくれるのは正社員の肩書きだけと割り切り、期待しないようにしましょう。
そこから先は自分次第ですね。
年齢制限あっても気にせず応募する

Clker-Free-Vector-Images / Pixabay
年齢制限で『35歳まで』とか書かれてて諦める人も多いです。
しかし
- とりあえず書いてるだけ
- できるだけ若い人が欲しい
- みんな書いてるからそのまま書いた
というだけだったりもします。
日本の会社って大企業~零細企業まで案外カナリ適当です。
このへんは思考停止で横並びにしてるだけです。
ていうかぶっちゃけ、採用担当の人間もテンプレ通りに書いただけだろうから、年齢制限なんて忘れてると思いますよ。
特に採用に力入れてない、入れるだけのリソースがない中小企業ならば。
条件をつけるのは誰でもできる
求人票書く段階で、希望ならいくらでも書けますからね。
できるだけ若い人材が欲しいと考えるのはどこも同じです。
それで本当に若い有望な人材が来るかどうかは別として。
構造としては、条件をつけすぎて、誰とも出会えない婚活中の人に似ています。
まあガチで人が欲しい会社であれば、35歳超えてても受けられますよ。
40代前半くらいまでなら可能性はありますね。
私が以前いた中小企業でも、そのくらいまでの年代なら結構正社員で入社してきてたので。
ハローワークであれば求人票を受付に持ってけば担当者が問い合わせてくれるので、ダメ元で問い合わせしましょう。
今の世の中、勝手に諦める人が一番馬鹿をみます。
比較的マシな待遇で正社員になりたい!という方は

Kaz / Pixabay
とはいえ、上記で述べたような会社ですとガチでブラックな会社ばかりです。
- 給料が安いのは当たり前
- 残業代なんて当然出ない
- 社長に労働法の知識が全くない
- 社会保険なし
- 昇給賞与なし
- 精神論が横行
- 長時間労働
などなど。
考えられる全ての悪条件が揃っていると考えたほうが賢明です。
さすがにそこまで酷いと、長続きしないと思います。
初日でバックレる方が続出するレベルかもしれません。
それは嫌だ…というのであれば、比較的マシな方法もあります。
会社単位でブラックを狙うのではなく、業界全体がブラックなブラック業界を狙うということです。
よく言われるのは、
- 外食業界
- 介護業界
- 貸金業界
- 住宅業界
- コンビニ業界
- 宿泊業界
…今パッと一瞬で思いついたのはこのへんです。
本当はもっとありますが、普通の人も受けてるブラック業界もあります。
みんなが避けるブラック認知度が高い業界を狙ったほうがいいです。
比較的マシな同業他社に転職する
業界全体がブラックで、ブラック認知度が高い業界だと、そもそも受けようとする人が少ないため、ライバルが減ります。
そして、入りやすい会社に入って経験を積んでしまえば、同業界の比較的マシな会社に転職することも可能です。
不人気業界ほど新たに参入してくる人が少ないので、転職市場でも売り手有利です。
年齢いってても無職期間長くても、他に人がいない状況なら採用確率は飛躍的に上がります。
ブラック業界は、本当に人材が来ない

OpenClipart-Vectors / Pixabay
例えば外食業界は、『ワ○ミ』や『す○家』など、一般人でもほとんどの人がブラック業界だと知っています。
どうブラックなのかもニュース報道で知っているため、仕事探しの段階ではまず候補からはずします。
最悪過労で死ぬ可能性があり、実績もあるからです。
私の40代の従兄弟も、新卒後ずっとコンビニフリーターしてましたが、この前中小レストランに正社員採用されてました。
『他も受けようかと思ったけど一社目ですぐ決まった』とか言ってましたから、採用のハードルは言うまでもありません。
会社に余裕のある状況であれば低スペックな方の採用は見送られますが、離職率が高いため誰でもいいから人を入れないと成り立たないのです。
それでもハローワークで一番最悪待遇の求人よりは遥かにマシな待遇ですから、比較的マシです。
あくまでも比較的ですが。
比較的マシな業界は?
個人的には、長続きしないブラック業界の中では、介護業界が比較的マシです。
私もやってましたが、無限に残業させられたり、過労死する危険性はそれほどないです。
仕事自体は結構ヌルいですからね。
マトモな施設であれば給料が安いながら福利厚生はちゃんとあります。
ボーナスも年1~2ヶ月ぶんくらいは大体どこも出ます。
同業転職が超容易な業界ですし、資格取ればキャリアアップも狙えます。
介護職については実体験を交えてこちらで詳しく書きましたので、参考にしてください。
⇒【実体験有】無職だし介護でもやろうかな…と思ったら見るべき8項目
40代後半の知り合いの男性がいるのですが、未経験にも関わらず有給全消化、ボーナス年四ヶ月分、完全週休二日制、残業なし(夜勤は当然ある)の介護施設に採用されて働いてます。
まあ、給料は手取り16くらいですけどね。
基本給安いので、ボーナスもそこまでではないですが。
地方の中小企業なんて、たいていのボーナスは寸志程度ですよ…。
上の男性の例では、これでも地元の中堅企業より多少マシな給料です。
どんだけ地方終わってんだよって感じですが…。
ちゃんとシフト制が回ってる施設は、週休二日残業ナシってのは普通ですよ。
そうはいっても空白期間が長すぎてムリ!って方は

Clker-Free-Vector-Images / Pixabay
空白期間が長いと、いくら人手が欲しいブラック企業、ブラック業界であったとしても、書類で弾かれる可能性はどうしても出てきます。
それでも5年以内くらいであれば大丈夫だと思いますが。
長期ニートしてた知り合いがろくに就活せず採用されてるのを、何人か見てきたので。
ただ、40代とかになるとさすがに難しいと思います。
過去は変えられませんから、どうしても空白期間を埋めたい!という方は職歴詐称でもするしかありません。
警備業や金融業は前職調査が厳しいのは知られてることですが、それも個人情報保護法で本人の同意なしに行うことは違法です。
警備員やってた私の父は、少し前に前職の会社に電話されて落とされてましたけど…。
ハローワークに文句言いましたが、事実確認しただけだったそうです。
現状やり得になっている感はありますね。
とはいえ、そのような特定の業界や大手企業でもなければ、中小零細レベルで前職調査なんてしませんよ。
そんなムダな労力割きませんし、ましてやブラックとなると担当者のスペックも低い傾向にありますから、そこまでやりません。
『勤務時間だけ仕事してりゃいいや』みたいな人が多いので、問題のある人入れても知ったこっちゃない、というスタンスです。
職歴詐称はバレるか?
社会保険加入履歴や詐称の程度によってはバレます。
しかし、「空白期間をバイトしてたことにする」くらいであればまあバレません。
まあ、職歴詐称なんて考えもしないレベルの中小零細企業であれば、年金手帳の厚生年金履歴を見られても何も言われないと思いますが。
正社員と偽っても、世の中には社会保険なし、雇用保険すら加入させていない悪魔のようなブラック企業もあります。
そういう設定にしておけば怪しまれることもないでしょう。
ただ、バレやすいのが
- 入社後自分から口をすべらせてしまう
- 詐称した会社の関係者が、その会社にいる
場合です。
前者は迂闊過ぎるので論外ですが、後者は比較的多いようです。
特にそこそこの規模の会社勤務と偽ったり、勤務期間を水増しした場合です。
「あ、あの会社俺も働いてたよ。……ん?その期間なら俺もいたはずだけど……君本当に在籍してたの?」って感じでバレます。
無難にいくなら、バイト期間水増しくらいにしておいたほうがいいでしょうね。
とりあえず空白期間埋めるだけなら、それで事足ります。
無職やニートの空白期間をなんとかする方法については、長くなるのでこちらで専用の記事を書きました。
空白期間があって困っている人は参考にしてください。
⇒【ブランク】長期無職、ニートの空白期間を解決する6つのポイント
職歴詐称をするのであれば自己責任で行ってください。決して勧めません。
会社側は不正を公然と行っているので…
ですが、会社側からして労働条件を守らない、労働基準法も破りまくりな会社ばかりです。
なのに求職者にだけ正々堂々を求めるというのは不公平な話です。
こちらは生活が、人生がかかってるんですからね。
詐称しても採用されて毎月お給料がもらえれば、税金も払えますし家族も養えます。
個人的には、多少職歴詐称してでも働いてもらったほうが、社会にとっては有意義だと思っています。
職歴詐称を問題にするような会社は、まず労働基準法を守ってから言ってください。
法律に違反してるんですから。
あとはとにかく受けまくる

realworkhard / Pixabay
これは新卒の就職活動にも言えますが、ある程度数を受けないとダメです。
特に年齢行ってたり、空白期間が長い人ほど、受けなくてはいけない会社は増えます。
まあ200社も回ればかなりいい線行くと思うんですが。
ちゃんと頭を使いながら「ここはこうしたほうがいいんじゃないか」とか試行錯誤していけば、どんどん精度は上がっていくはずです。
知り合いの50代の男性が、何度も転職してるのに毎回正社員になってました。
それも諦めずに何十社も受けてたからです。
まあ当然、中小零細企業しか受けられないですけどね…。
仕事探しなんて、準備をある程度やったら運次第、あとは数を受けるだけです。
40代前半くらいまでなら、まあいけると思うんですが。
まとめ
40歳前後くらいまでなら、この方法で見つかるでしょう。
まあ、基本的に数をたくさん受けることになりますけどね。
あとは
- 応募書類が無難に書けているか?
- 面接での対応はちゃんとできてるか?
- 志望動機は明確か?
などの基本的なところができていれば問題ないと思います。
それらができてれば、あとはたくさん受けまくるだけです。
だいたい、どんなに優秀な人でも、同じ条件で職探ししたらできることなんて限られるわけです。
- 履歴書はていねいにわかりやすく書く
- 志望動機や自己PRは明確化する
- 面接でそれをハッキリ言えるよう練習する
とか。
基本的なことをちゃんとやってるだけです。
差が出てくるのは、その基本をちゃんと徹底的にやっているかどうか?と、あとは戦略です。
貴方は無職で不利なのですから、多少ブラックでも狙っていく必要があるのです。
同じ土俵で戦っても勝てないのですから、人の少ない局地戦を狙うのが賢い方法です。